本の感想「100 Tricks to Appear Smart In Meetings」
Twitterで日本語訳版が話題になっていたので、英語の勉強兼ねて原著の英語版を読んでみた。
日本でいう「意識高い系」な人になるための、会議における所作 TIPSが100個紹介されている。半分コメディ・半分皮肉 って感じかな。面白い!
100 Tricks to Appear Smart In Meetings (English Edition)
- 作者: Sarah Cooper
- 出版社/メーカー: Vintage Digital
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
特に共感して、実際に活用できそう(笑)なTrickメモ
・#1 Draw a Venn Diagram
・#5 Repeat the last thing the software engineer said but very, very slowly
・#16 When your colleague brings up an issue, ask for an example
・#20 Have a meta-conversation about the meeting
・#37 Use the royal 'we' even when you aren't involved
・#52 Say you really want this to be interactive
本の感想「コンサルティング業界ハンドブック」
4月には海外勤務可否が決定し、その結果が否であった場合は即転職活動をするため、準備としてコンサルティング業界の本を読んだ。
感想ではなく要点を箇条書きにして羅列しただけの、読書メモ。
総合系ファームで3-5年経験を積んで、そのあと事業会社のグローバルIT部門orグローバル事業企画部門への転籍が、自分のキャリアプランにはあっているかなぁー。
早く海外勤務可否の連絡が来て欲しい〜…。
<①業界の昔・今・この先:1~3章まで>
歴史
- 1800年台後半、アメリカにおける急激な工業化を背景に、コンサルティング会社が誕生
- アーサー・D・リトルが最初。その後マッキンゼーやボスコンも誕生する
- 1950年台にSWOT分析、1970年台にポートフォーリオマネジメントが導入された
戦略コンサルの源流
ITコンサル
BPR
- 企業活動を一連の作業(workflow, process)として捉え、それを再設計しシステム化
- 結果、サービスの質をあげたり、合理化を狙う活動Business Process Re-engineering
- IT系ファームと戦略系ファームの垣根が消滅した
エンロン事件を機にした業界再編
- ドットコムバブルに加え、エンロン事件が発生
- エンロンを担当していたアーサー・アンダーセンが廃業に追い込まれる
- SOX法により会計事務所のコンサルティング業務が禁止
最近の動向
- 提言だけでなく、実行支援(=オペレーション)も求められるようになった
- オペレーションにおいては、人的リソースが多く必要。結果、ファームの規模拡大
- 業種やテーマに特化した人材も必要のため、組織内での細分化も進む
業界の展望
- 超大手・準大手で2極化が進む
- 超大手の課題:一体性をどう維持するか。コンサルタントの品質・社のカルチャー
- 準大手の課題:どう差別化するか
- ITコンサルは、SIは縮小。上流のプロセス・コンサルティングと下流のSaaS型システムサービスへの2極化が進む
<②コンサルタントとは:4章~>
コンサルタントの付加価値
- 大きく分けて2つ存在する
バリューチェーンを示す4Cモデル
- Commitment, Choice, Change, Charge
付加価値1:Tool
- 「時間を買う」
- 事実ベースの分析・論理的アプローチはクライアント自身でも学習可能だが、コンサルティングファームであれば、効率的に達成可能
- 例:ドキュメンテーション、プレゼンテーション、コーチング、ファシリテーション
- 共通する事業領域、課題の知見ノウハウ
- ただ、これだけではコンサルティング業務の十分条件とは言えない
付加価値2:Style
- 「異質の視点」
- 具体的方法論の前に、仕事を行う上での行動規範を規定している。コンサルティングが業として成立するための必要条件の1つ
ビジネスモデル
組織構造
- 上からパートナー、マネジャー、アソシエイト、アナリスト
- 規範意識の醸成
- 組織的には各社の行動規範として教育され、ブランドに対する誇りにより支えられる
- 日常的にはパートナーの行動を持って示され、ピアプレッシャーを通じ強化される
顧客ニーズの進化
- 「知見・知恵」から「結果・業績」へ
- 頭のアウトソーサーだけでなく、事業の共同パートナーとしての役割に拡張した
- 複雑化する顧客組織への対応
- グローバル組織、コングロマリット組織に対する全社戦略、横断的アプローチ
本の感想「ビジネスパーソンのための人工知能入門」
先週巣籠さんの公演を伺って、AIエンジニアリングスキルを身につけよう、と思い立ったので、早速読んでみた。この後はDeep Learningモデルを本読みつつ実装してみる。あまり気を張らずに、のんびり趣味として取り組もう〜
- 人工知能の歴史
現在の人工知能ブームは第3次。これまでは
1960-70年代:第一次ブーム:推論・探索(思考が早い人工知能)
1980-90年代:第二次ブーム:知識表現(博識な人工知能)
2000-10年代:第三次ブーム:機械学習(学習する人工知能)
- 機械学習の種類
3つに大別され、用途によって使い分ける。
教師あり学習(= Supervised Learing)
教師なし学習(= Unsupervised Learning)
強化学習(=Reinforcement Learing)
- Supervised Learning
y=f(x)のうち、(x,y)のパターンがあることは判明しており、その上で関係性fを調べたい時に用いる
つまり、「何をもとに」「何を知りたいのか」が明確な場合に適当。例えば、ヒット商品の特徴(x)をもとに、新商品が売れるかどうか(y)を知りたい場合。
- Unsupervised Learning
y=f(x)のうち、xは判明しているが、yは見つかっていない時に用いる
Machineが関係性fを調べる点は、Unsupervised Learningにおいても同じ。yもLearningによって導き出されるが、そのyがどんな意味を持つかはMachineでは判断できないので、人間が読み解く必要がある。
例えば、ECサイトのユーザ購買履歴(x)からユーザがどんな属性・性格に分類される人か調べたい時に、Machineがf関係性を調べユーザを分類することは可能だが、そのユーザがどんな属性・性格かは人がyの内容をみて整理する
「ある与えられた環境で、ある状態の時に、どう行動すれば良いか」を学習する手法
一連の行動に報酬(=得点)を与え、ある時点での行動と報酬の相関性をみることで、自ら評価する
y=f(x)でいうと、自分の行動(x)と、それに対する報酬yという関係性
- AIプロジェクトで成果を出すポイント
「課題」「手法」「データ」この三点をバランスよく意識すること
例えば、様々な手法を試したところで、そのインプットデータが誤っていると手法の評価は適切にできない
- 機械学習の評価の仕方
そもそもの前提として、機械学習は「未知の問題に対して、機械が自力で学習し、どのパターンに該当しそうなのか、見分けられるようになること」を目的としている
そのため、機械学習の結果が正しいかどうかは、未知の問題のため判断が難しい
じゃあどうするか? 擬似データを用いて、テストする
- 機械学習の評価指標
正解率(=Accuracty):全データのうち、どれだけ予測が当たっていたか割合
適合率(=Precision):予測が正のデータのうち、実際に正だった割合
再現率(=Recall):実際が正のデータのうち、予測でも正だった割合
以上3つの指標をもとに、本当に目的に沿った予測ができているか判断する計算式
F値:2 * 適合率 * 再現率 / (適合率 + 再現率)
F値が高くなるほど、正確に予測できていると言える
- 深層学習(=Deep Learning)の概要
ISLVRCの画像認識コンペで、ぶっちぎり優勝してhotになり、今や画像認識分野においては、人間よりも精度が高くなった
y=f(x)のfをものすごく複雑に設定できるようにしたもの
深層学習で用いられるモデルは、Artificial Neural Network
特徴は、「層」構造になっていること。入力(x)が持つ特徴を、抽象的なものから具体的なものへ、段階的に処理する。たくさんの関数が組み合わさることで、結果として全体のfはとても複雑な関数になる
本の感想「採用基準」
今月2018年12月〜2019年3月まで、全社横断・社長直下のプロジェクトのチームリーダーにアサインされた。どのように成果を最大化できるか?を考えるため、チームメンバから紹介してもらった下記の本を読んでみた。
- 作者: 伊賀泰代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 24人 クリック: 392回
- この商品を含むブログ (64件) を見る
まず感想としては、読んでよかった。今回のプロジェクトに活かせるポイントが多々あったし、この本を紹介してくれるメンバが同じチームにいることも心強い。早速、週明けに感想を伝えようと思う。
具体的に参考にしたいポイントを、後々振り返る用にまとめておく。
- リーダーシップとは
リーダーの定義:成果を達成する人
≠ 管理者(マネージャー)
≠ 調整者(コーディネーター)
≠ 雑用係・世話係
自分は4つのポジション全てやらなきゃ…と考えがちで、一人で勝手に精神的にも時間的にも気を張ってしまうのだが、リーダーがすべき思考は、成果を達成するためにどうする?である。このポイントは意識しないと忘れてしまうので気をつけよう。
- リーダーがすべき4つのタスク
その1:目標を掲げる
成果目標(ゴール)をわかりやすい言葉で定義し、メンバ全員に共有すること。そのゴールは、コストに勝る魅力を感じられメンバを鼓舞できるゴールであること
その2:先頭を走る
先頭に立つことを厭わず、結果がうまくいかない場合も含めて、そのリスクや責任を引き受ける覚悟があり、トライすること
その3:決める
十分な情報・十分な時間がなくても、決めるべき時に決めること
その4:伝える
「伝わっているはず」という前提をおくのは、怠慢以外の何物でもない。何度も繰り返して、粘り強く同じことを語り続けること
特に意識したいのは「その1:目標を掲げる」と「その4:伝える」。
「その1:目標を掲げる」について。自分の取るべきアクションは
①プロジェクト統括者にプロジェクトの目標ならびにチームに期待することを確認する
②その後メンバに共有し、チームの成果目標をディスカッションする
③目標が鼓舞できるものかも視野に入れて、目標を定義する
という流れなので、早速来週実践する。
次に「その4:伝える」について。これは常に課題感を持っているけれど、リーダーの立場だったら尚更気を配らないといけない。何度でも同じことをメンバに語ること。また同じこと言ってるよ、と思われないか?と無意味な気を遣わずに意見を発信する。
- リーダーシップを発揮するために
基本動作1:バリューを出す
全ての動作に何かしらの成果(付加価値)を出すこと
基本動作2:ポジションをとる
「あなたの意見は何か」、「あなたが意思決定者だとしたら、どう決断するのか」と自分の立ち位置をはっきりさせて、意見を明確の述べること
「So what?(つまり、あなたの結論は何なの?)」の答えを常に持つこと
基本動作3:自分の仕事のリーダーは自分
自分の仕事に関しては自分がリーダーであり、パートナーやマネジャーを含めた関係者をどう使って成果を最大化するのか、それを考えること
基本動作4:ホワイトボードの前に立つ
議論のリーダーシップをとることを示す。メンバの意見を全体像の中で捉え、論点を整理して議論のポイントを明確にしたり、膠着した議論を前に進めるために視点を転換したりと、議論のリーダーシップをとること
特に意識したいのは、「基本動作3」と「基本動作4」。
「基本動作3」について。メンバ全員が自分よりも10歳以上年上だが、年齢や経験量によって無駄な気遣いをしないよう意識する。メンバやマネジャーにどういう役割を担ってもらい、動いてもらうかをイメージする。
「基本動作4」について。議論スキルは全然ないが、とりあえずホワイトボードの前に立つことは誰でも出来ることなので、絶対に実施する。まずはそこから。
このくらいかな?この会社において、年次や役職をすっ飛ばしてリーダーの経験ができるのは貴重な機会なので、フル活用して成長に繋げよう!
キャリアを考えるために:第三歩目
最近あったことの整理
[イベント@今の会社]
- よかったこと
・昇格面談を受けて、多分パスしたはず
・ボーナス査定結果が想像よりよかった
・提案フェーズを経験できた(失注しそうだけど・・・)
・AWSの資格、PJにチャレンジするチャンスがある
- 悪かったこと
・今年度中の残業可能時間が残り少ない(担当PJが少なくなりそう)
・海外に行ける可能性が低いまま、アップデートが未だに無い
・組織内のスキルアップ施策が発表された。内容がgdgdで、時間を無駄にとられそう。巻き込まれないように気をつける
[イベント@会社外]
- よかったこと
・国境なき医師団のイベントに参加して、団体のことを、より深く知ることができた。今の自分は"収入"も大事にしたいので、まだNPO/NGOを本業で働く時期では無いと感じた。最低でもがっつり10年くらいは働いて、"収入"も"成果"も自分が納得いくレベルに達したら、次のステップとしてNPO/NGOで"社会貢献"を重視して働いていきたい。
・転職エージェント2社と会話した。1社は外資コンサル専門、もう1社はベンチャー・スタートアップ。下記は得た情報のメモ
- 外資コンサル:コンサル業界・業務内容理解のため、1冊コンサルの説明本を読んでおいてほしい。1月末までに応募用ドキュメントを用意して、2月に面談予定。
- ベンチャー:今の給料よりも高いポストに転職はかなり厳しい。成果主義の会社に転職して実際に成果を出せば、それに応じた給与を得られるチャンスはある
- 悪かったこと
・結局転職先の希望が固まってない。NPO/NGOは除外するが、コンサル・ベンチャーだとまだ幅が広すぎるので、引き続き検討する
以上。直近自分のやるべきことは、、、
・AWSの資格取得とPJ受注
・コンサル業界の解説本を読む
・目の前の担当PJに全力でコミットする
キャリアを考えるために:第二歩目
国境なき医師団のボランティアに応募をしてみた。半日のイベント運営支援。選んでいただけると有難いが、どうだろうか…。おそらく再来週に結果が分かるはず。ダメだったら、また次の募集のタイミングで応募しよう。
キャリアを考えるために:第一歩目
今月、キャリアを考えるために2人に話を聞いた。
2人に話を聞いた結果、次に何をするのか固まったので下記にまとめる。
[自分のキャリアのTO-BE・AS-IS]
- TO-BE:"海外"で、"NGO/NPOもしくは営利企業"にて、途上国支援に携わるPJをマネジメントしている
- AS-IS:"日本"で、"営利企業"にて、顧客のグローバルビジネスをITインフラで支えるPJをマネジメントしている
[TO-BEとAS-ISの差分をどう埋めるか]
- 差分:働いている場所が、日本でなく海外を経験したいが、今の経験・スキルでは海外で即戦力として採用されるのが難しそう
- どう埋めるか:どの組織がどの程度の経験・スキルを求ているか分からないので、TO-BEの働き方を既にしている人に話を聞く。大学の先輩の親に紹介を頼んだが、その他にもツテがないか周りに聞く
[転職活動する際の留意事項]
- 転職活動自体は自己分析や、自分の市場価値確認のために積極的にすべき。ただ転職は十分に検討した上で、慎重に判断する
- 転職先を評価する際に以下3軸を用いると分かりやすい
-
会社の事業内容:会社の事業内容が魅力的か
-
自分が担う業務内容:自分が担う業務が魅力的か、市場価値が上がるものか
- 環境:居心地や給与
今の会社は、1. = 60/100点、2. = 80/100点、3. = 20/100点という感じで、3.を改善することに重点を置きつつも、1. や2. を損なわないように留意する方針になる。とは言え、一旦は先輩のお母様をはじめ、キャリアのTO-BEの働き方をしてる方々と話して、情報収集に努めたい。