本の感想「いつまでもショパン」
●概要
中山七里著のクラシック音楽ミステリー。
ただ、ミステリーと言ってもこの物語の主題は謎解きや殺人ではなく、「ショパンの音楽の美しさ」、また「ショパンコンクールを通じて描かれる青年の成長」といったところがメインである。
音楽の描写が非常に美しいので、youtubeで実際に登場人物が奏でる音楽を聴きながら読み進めるとよりイメージが具体的になり楽しいのではないかと思う。
●感想
ショパコンに関する漫画はピアノの森以来だけれど、「ポーランドのショパン」ってどんなショパンなのか、ますます気になる…。一度ワルシャワに行ってコンサートを聴きたいなあ…。
ストーリーは面白かったけれど、二度目読みたいとまでは思わないかな、という印象。
頭を使わずに読めるので、待ち時間の暇つぶし等にちょうどよさそう。新幹線の乗り口近くの本屋に置いてあったら適当だと思う。