本の感想「異文化理解の問題地図」
図書館兼カフェにて、手に取ってみた。
感想は一言で言うと、「内容が浅すぎて、お話にならない」…。この本のターゲットは、おそらく、40代以上の男性で、これまで日本人としか一切関わったことが無い超ドメスティックな経歴で、これから初めて外国人の人とコミュニケーションをとる人かな。そんな方にとっては、安心材料になるかもしれない。
異文化理解の問題地図 ~「で、どこから変える?」グローバル化できない職場のマネジメント
- 作者: 千葉祐大
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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数ページをパラパラしただけだけど、そもそも「外国人」とひとくくりにしている点で、もう読むのを止めてしまった。
例えば「外国人への業績評価のフィードバックは2割をネガティブ、8割をポジティブな内容にすると良い」て書いてあって、世界に一体どれだけの数の民族や文化があるのか分かってる?また、彼らの性格だって一人一人違うんだから、こんな単純に考えてよい訳ないでしょう、と残念な気持ちになってしまった。
異文化理解を目的に読むのであれば、「異文化理解力 Culture Map」の方が100倍中身がある。
口直しのために、異文化理解力をもう一回読み直そうかな。それくらい残念な本だった・・・。
異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養
- 作者: エリン・メイヤー,田岡恵,樋口武志
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2015/08/22
- メディア: 単行本
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