本の感想「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
最近、自分のキャリアを考える時間が多くなってきた。「転職しようかな…いや今の会社で希望のポストに異動できるのを待つべきか…」とウジウジするのに嫌気が差したので、自分の考えを整理するために書籍を読んだ。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- 作者: 北野唯我
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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感想としては、読んでよかった!
主張がシンプルで、分かりやすい。さらっと読むことができた。所要時間は2~3時間程度。
すでに理解してる部分もあったけど、書籍で読んで再認識することで、自分の理解が間違ってないと自信を持つことができたし
ナルホドと新たな気づきもあった。例えば転職先の選び方について
以下3つの軸を選定に用いると良い、とあった。
1. 自分のマーケットバリューはあがるか2.働きやすさ3.活躍の可能性1.については、その業界・マーケットが今後伸びるか?が鍵になる。マーケットが伸びるかは、ベンチャーが多数参入し、彼らの業績が伸びているか?もしくは、既存業界の非効率を突くロジックか?に着目すると判別しやすい2.については、1と相反しないし、むしろ近似する3.面談での質問や会社の業績を確認する必要あり。例えば下記ポイント。- どの部門が権力を持っているか- どんな人物が活躍しているか- 中途採用者への待遇はどうか(新卒でないと上にいけないかも)
1.については、比較的簡単に調査できるけど
3.は、実際にその会社の人と話さないと判断できないし、この3.を現場の社員との面談を通じて確信を持てる状態にならないと、転職できないなぁと感じた。
また、下記も新しい視点だった。
中途採用の採用方法は以下の種類があり、上から順にコストが高い。2.転職エージェント3.ダイレクトリクルーティング4.SNS等のマッチング5.直接応募、友人からの紹介企業は求める人材・ポストによって採用方法を使い分ける。エージェントを使う場合は「離職率が高い」「社員が知人を紹介できない」「採用基準が低いポスト」等の可能性があるので、エージェントから紹介される案件だけで転職先を決めるのは危険。ほかの方法も使うと良い
同じ会社で転職された先輩方はエージェントを利用されてたので、自分も漠然とエージェントを使うんだろう、と思っていたけど、安直だった。
とりあえずは下記方針を置くことに。
・冬までにエージェントと、マッチングサービスのベンチャーに勤めてる友人に話を聞いてみようと思う。
・転職は視野にいれつつも、今の自分では"技術資産"が弱い。かつ、現業務でもっと"技術資産"を磨ける環境にあるため、今は転職時期ではなく、海外赴任ふくめて1~2年は今の会社に留まる
他にもこの本を読んで感じたことは色々あるけれど、総じて「読んでよかった」と思う。目的の"転職を検討しているので、自分の考えを整理するため"は達成されたし、最近さぼっていた技術の勉強へのモチベーションもやや上昇した。今日から再開しよう。