^u^の備忘録

備忘録 印象深い日々の出来事や、気付き等を記す

本の感想「殺戮にいたる病」

概要 猟奇的殺人犯を追いかける、退職した元警部と殺人犯に殺された被害者の妹を中心としたサスペンス小説。 この小説を検索すると「イニシエーションラブ」がサジェスチョンとして表示されるのだが、最後まで読むとなるほどそういうことか…と納得する締めく…

本の感想「ゴールデンスランバー」

●概要ケネディ暗殺事件になぞらえて描かれた小説。平凡な生活を送っていた主人公・青柳が、日本の首相暗殺事件の容疑者として、突如警察から追われることになる。身に覚えのない疑いをかけられ、殺さんばかりの勢いで迫って来る警察組織に対して青柳は身の潔…

本の感想「LOVE理論」

●概要水野敬也著 モテない男性向け恋愛マニュアル本。著者の経験に裏打ちされたトンデモ極論を柱にして、ギャグ要素満載ながら、実用的なモテテクを紹介している。●感想夢をかなえるゾウを中学生の時に読んでから、著者の水野さんに好感を持っており、中でも…

本の感想「帰ってきたヒトラー」

○概要 現代にタイムスリップしたナチス指導者ヒトラーが繰り広げる、コメディ風刺物語。 敗戦し、自殺間際の彼は、ある日気が付くと2011年のベルリンにタイムスリップしてしまった。そしてヒトラーの物真似芸人と勘違いされ、お笑い番組に出演する。ヒト…

本の感想「そして誰もいなくなった」

○概要 アガサ・クリスティ著のミステリー小説。無人島に集められた10名が殺人劇に巻き込まれ、童話になぞらえながら、一人ずつ命を失っていく。この10名の共通点は、過去に法では裁かれない殺人を起こしたことであるというが… ○感想 数時間でサクサク読…

本の感想「新世界より」

○概要 貴志祐介著 1,000年後の未来の地球を描いたSF小説。人々は呪力と呼ばれる超能力を保持し、その呪力を日々の生活や仕事に活用し、超能力と密着した生活を送っている。この世界の生物の中には1,000年後とは考えられないハイスピードで進化している生物が…

本の感想「毎日が日曜日」

●概要城山三郎の本三冊目はこれ。高度経済成長の立役者として、戦後の日本復興の大きな力となった綜合商社マンの現実を描いた作品。彼らがどう働き、どう生きるか?1人の主人公を中心に、様々な商社マンたちの働く姿を映し出している。●感想ジムのインターバ…

Kさんとの話「何で勉強するのか」

●はじめに学部時代より早6年間、部活のご縁で仲良くさせていただいているKさんと、おそらく学生生活としては最後となるお食事をしてきた。60歳前後のお年に関わらずスタイリッシュで、いつも楽しませてくれるが、この日の話題は「何で勉強するのか」だった。…

本の感想「オー・マイ・ガアッ!」

●本のあらすじ浅田次郎著。ラスベガスのカジノを舞台に繰り広げられるドタバタ痛快ギャグ兼異文化交流兼ヒューマンドラマ。3人の主人公を中心に物語は繰り広げられ、皆が人生に大いなる挫折をし、絶望を目の前にしている状況の中、ラスベガスで「人生を変え…

映画の感想「The Blind Side 幸せの隠れ場所」

※追記 2/9このマイケル・オアー、2016年のスーパーボウルにパンサーズのLTとして出場。アメリカンドリームをかなえ、今なお世界一流のプレイヤーとして活躍をし続けるマイケル・オアー、カッコ良すぎる。●あらすじ 実在するマイケル・オアーというNFL選手の…

本の感想「アンネの日記」

○概要 オランダに住むユダヤ人少女アンネが綴った日記。 wwⅡの戦禍をこうむり、ユダヤ人政策のもと家族で身を隠した日々が綴られている。 戦争集結間近に結局アンネたち一家は拘束されてしまい、アンネの父以外は収容所で殺されてしまう。 この本は戦勝終了…

本の感想「私の嫌いな10の言葉」

中島義道著 ●概略 ドイツ哲学者である著者が、日本社会で圧倒的市民権を得ている10の言葉について、いかにその言葉を嫌っているかを一方的に語る本。 (以下本中で批判される言葉たち) 「相手の気持ちを考えろよ! 人間はひとりで生きてるんじゃない。こん…

本の感想「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

・あらすじ 1960年、ソ連プラハのインターナショナル小学校に通う筆者マリの同級生、3人の学生時代と筆者が成人した後に彼女たちの現在に会いに行った時の描写がされるエッセイである。 3人の同級生はギリシャ人のリッツァ、ルーマニア人のアーニャ、ユー…

本の感想「人工知能は人間を超えるか」

・出会い 最近流行りのディープラーニング、機械学習、AI… 情報系を学んでるにも関わらず、これらのワードを説明するとなると、あやふやな部分が多すぎるので、社会にでる前に理解を深めておこうと思って買った一冊。 Kindle価格が90円くらいのキャンペーン…

Nさんとの出会い

最近アメフトのご縁で就活のお手伝いをしてる。 そのお手伝いの中で、団体運営者のNさんが大学に来てセミナーを開催してくださることになった。今日書くのは、そのNさんが持つパワーに魅了されたというお話。 当日は就活セミナーだけでなく、部活のマネジメ…

映画の感想「アンディフィーテッド」

<あらすじ> 2011年、ある高校のアメフト部の1年を追ったドキュメンタリー。 創部以来14年間無勝利の、テネシー地区にある黒人ばかりのマナサス高校に赴任した、白人ヘッドコーチと部員たちをカメラが追う。 ビルコーチは6年前に赴任し、6年間家族…

本の感想「心は孤独な数学者」

・あらすじニュートン、ハミルトン、ラマヌジャン3名の歴史に名を刻む天才数学者たちの半生を作者・藤原正彦目線で描いた作品。彼らの幼少時代や、数学の道を歩むきっかけ、そして数学者としての栄光、その後の挫折…。・感想単純に「天才たちはやっぱり変態…

本の感想「落日燃ゆ」

○あらすじ 終戦時に首相を担い、戦後の東京裁判でA級戦犯として絞首刑に処された、広田弘毅の生涯を描いた本。 広田家族の強い絆、広田の「自ら計らわず」の思想といった広田の描写はもちろん 日本が何故暴走し、開戦に至ってしまったかを軍部・政治家・官僚…

本の感想「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」

○本との出会い 「ガダルの豚」を読み、あまりの面白さにamazonレビューを読んでいた所、著者の中島らもさんには熱狂的なファンが多いことが分かった。 私もだんだんとらもさんに興味がわき、ついにらもさんの自伝であるこの本の購入に至った。 ○内容 らもさ…

本の感想「官僚たちの夏」

○本との出会い バイト先のカフェのオーナーに著者の城山三郎さんの本を勧められ、たまたまカフェの本棚に2冊も同じ本があったため、お借りすることができた。 やけに城山三郎さんを推すなと思って著者紹介に目を通したら、オーナーと同じ一橋大出身だった。…