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636の備忘録

備忘録 印象深い日々の出来事や、気付き等を記す

本の感想「NTT 30年目の決断」

○概要

作中では、2015年に民営化30周年を迎えたNTTが、目まぐるしく変化する市場環境に合わせて、新領域への参入・グループの再編・社会への提供価値の変更 等にどのように取り組んできたのかを解説している。

 

○感想

NTTについての記載だけでなく、市場の動向や、国政や競合他社の行動についても触れているため、就活の業界研究・企業研究に丁度良い本だと思う。実際読んでみて、各事業会社の違いや持ち株会社の役割について理解が深まった。

私が興味あった部分はNTTのグローバル展開の現状・展望だったため、その部分について簡単にまとめてみる。

 

・Dimension Dataの位置づけは?⇒DD(=Dimension Data)は、2010年にNTTコミュニケーションズが買収した会社で、南アフリカに拠点を置く企業でNW・DC・Securityに強い、NTTコミュニケーションズと似たような事業内容の会社。顧客基盤がしっかりしているため、グローバル展開を急ぐNTTにとっては最適な会社であった。DDのビジネスに対し、NTTデータは上位レイヤーで、NTTComはクラウドやセキュリティで協働してゆく。

・R&Dの投資先⇒研究開発拠点として、カリフォルニアに「NTT I3」を設置。「Cloud」「Security」「SDN」を重点的に取り組んでいる。この部分でリードができれば、料金競争で他社に勝つことはできない。

・NTTデータの進出状況⇒もともとは海外ではNTTブランド名が通用せず、土俵にも上がれない状態であったが、積極的なM&Aによる規模の拡大によりRFPを提案する機会が増えた。実際にダイムラー社やヤム・ブランズ社で大型案件を獲得している。2020年には海外売上一兆円・海外売上比率を50%以上という目標を掲げている。

・NTTコミュニケーションズの進出状況⇒これまでに地域間で異なっていたサービスやオペレーションを統合する「ファクトリー・モデル」を進めており、クラウド系はインドのネットマジックと、ネットワーク系はアメリカのバーテラと協業している。

・リージョンごとの分析⇒アジアではプレゼンスを発揮しているが、最も通信業界でホットな北米でのプレゼンスは低い。そのために補強すべき課題は「コンサル力の強化」「BPOから入って、経営戦略に直結する案件の獲得」であり、ライバル(IBMやアクセンチュア)と戦っていくために必須である。今後下位レイヤーは土管化し料金が下がることが確実でありセキュリティも儲からないと言われている。

 

参考になったのはこんなところ。すごい粗いまとめ方だけど終わり。